1996-12-12 第139回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
私がかつて、肥料価格が国際価格より高かったのである肥料製造会社を視察に行ったとき、工場側では、原料は全農から決められた価格で供給されてつくっているので、利益を生むにしても値段を下げるにしても、自分たちはサンドイッチの中でしか努力できない、そういうことを言われたことを今記憶しております。こういうことも含めまして、以上のことをお伺いしたいと思います。
私がかつて、肥料価格が国際価格より高かったのである肥料製造会社を視察に行ったとき、工場側では、原料は全農から決められた価格で供給されてつくっているので、利益を生むにしても値段を下げるにしても、自分たちはサンドイッチの中でしか努力できない、そういうことを言われたことを今記憶しております。こういうことも含めまして、以上のことをお伺いしたいと思います。
その見落としというのは、一方において輸出会社が何十億、百億の赤字をここにプールして――肥料製造会社が今御指摘のような点があったということは、これは私は否定いたしません。ところが今一方において、だれの責任ともつかずに赤字をここにためておいて、いずれはだれかが処理してくれるだろうという計算で、一方肥料会社が甘いことを考えておった。これをこのまま続けていけば、だんだんそういうことになると思います。
肥料製造会社は皆友だちだ、そういう友だちと政治とは別ですよ。これだけは私は自慢できるのです。私が急先鋒に立つて肥料会社の懐ろに飛び込んで、肥料会社を洗いざらい洗つているじやありませんか。私はこれをあなたにあえて自慢しますよ。あなた行政をやつおられて、いろいろむずかしい点もあるでしよう、陳情もあるでしよう、お附き合いもあるでしよう、そういうものと行政とぶつかることもあるでしよう。
それから次に硫安肥料の合理化をするために、今後政府は相当多額の資金を貸し付けするという計画でありますが、しかしながら肥料製造会社も営利会社でありますから、国家から窒素工業の合理化のために、相当多額の有利な条件におきまして資金を仰ぎましても、その経営のためには有利な肥料あるいは商品に製造を転換して行くということであるならば、安い実質的に低廉であるところの農民の要求するところの肥料が生産されなければ、その
その件名は一、各肥料製造会社における製造肥料種類ごとの生産能力、過去三箇年の生産実績、製造原価、二、日本開発銀行が肥料製造会社に融資した金額の各社別内訳並びに政府が融資しあつせんのため製造会社より提出せしめたる各社別の製造原価等の参考資料、これらを四月十二日を期限として提出方を要求いたしたのであります。
これは予算委員会において私が政府からちようだいいたしました参考資料によりまして、開発銀行が各肥料製造会社に融資をしておるというこの実数はわかつております。従つてこれの借入れをいたしますのには、通産省が相当これに事務的に介在いたしまして、適当なものである、必要なものであるから、これに融資をするようにというところのあつせんをしておるわけであります。
特に日本におきましては、肥料製造会社の手先におどらされて金肥の使い過ぎをして、ほとんど日本の土地が荒れ果てて参つておるのであります。これは農林省としても土壌保全のために、一定度の肥料以上は使つてならないというような法律をつくらなければならぬまでに、現在立ち至つておると思うのであります。そのようなときに特に酪農に転換して土壌を富まして行く。
肥料の統制をはずしておるのですから、それは政府が肥料会社に希望を述べたり、農林大臣がいろいろ意見を述べられることや、農林省の役人が行つて肥料製造会社にいろいろのことはできるが、何を一体法制的根拠として、安い硫安を外国に売つて、高い硫安を内地の農民に売るのはいかぬというのか。そういうことを何の権利においてやるか。
どんな貧乏な家だつて千円や二千円は肥料を買うために出さなければいかぬ、それだから全国の農民から二千円ずつ集めて肥料製造会社をこしらえて、通産省のお世話にならぬぞとまでけつをまくれば、これは一番強い。また農林省は今からそこまで準備をし、覚悟しなければ、これはいつまで閣僚懇談会をやつたつてとてもきまらぬぞ。だから農林省は農林省で独立して肥料製造にかかつた方がいいんだ。
そうかと思うと肥料製造会社の方はどうですか、作意的に商工省と物価庁が計画して、たくさんの補給金を織り込んで、肥料価格をつり上げておいて、よけいにとり過ぎております。これはただちにもどすべきものでありますけれども、このもどす分については、今度の肥料価格の改訂のときに、何とかしてこれをさつ引く。
いわゆる鉱山関係にある人たちや、肥料製造会社に関係のある人たち、ややもするとそういう人たちの立候補が今うわさされている。二百万、三百万、五百万という金を使つて出ようとして、計画しておるように聞いておるのでありますが、そうするとこういう人たちは一体どこからその金を持つて來るか。われわれ思うに、とかく復金の金を借りたのをやるか。